植物体
いちごの株に
やさしい生育
肥料の使用を最小限にし、灌水量やタイミングを調節することで、地上部と地下部のバランスを等しくし無理なく生育することを心がけています。
TAROのいちごは「さちのか」という品種で、広い地域で栽培・販売されている知名度の高い品種です。
「さちのか」は甘みと酸味のバランスのよい品種で、サイズは大きめ。果肉はやや固く輸送性に優れています。
果皮は濃い赤色で光沢があり果肉や中心部も淡い赤色に染まります。
TAROでは「いちごの健康」に注力することで、特に甘みの強いいちごに育っています。
「いちごが健康である」
ということ。
そのことがいちごを病気から守り、育ち過ぎを防ぎ、
そのいちごが持つ、無理のない本来の力で実を付けます。
TAROではそれこそが「いちご本来のおいしさ」を引き出す
最善の方法であると考え、
以下のような取り組みでいちごを育てております。
TAROでは植物の光合成に適した緩やかな温湿度管理、CO₂管理等を行うことでいちごの能力を十分に発揮させ、栽培に悪い菌の発生を抑えています。環境の目標値は各種センサーで測定するとともに、肌で感じ、考えることで生育環境を改善しています。
人間のバックアップを機械に依頼することで緩やかな温湿度管理を提供しています。機械導入後は家族と過ごす時間も増えました。
目に見えない環境要因を数値化することによって主観的になりがちな栽培管理を客観的に捉えることができ、より的確なアプローチが可能になります。
最低温度が5度とも言われている寒さに強い苺ですが冬にはハウス内が氷点下になることもしばしば。暖房機によって心地よい環境を提供しています。
肥料の使用を最小限にし、灌水量やタイミングを調節することで、地上部と地下部のバランスを等しくし無理なく生育することを心がけています。
たとえばダニを退治する薬を使うと、ダニを捕食する生物まで減少してしまい、余計にダニが発生してしまうことがあります。単一作物を高密度で栽培している農業において、特定の虫や菌の増加が問題となることは多いです。
TAROでは特定生物の発生原因を追求、改善し、また生物間のバランスを整えることによって農薬使用を大幅に削減しています。
TAROでは、いちごや自然を理解することで無駄な消費(肥料、農薬、労力)を抑えることができると考えています。知識、経験、考え方の不足によりまだまだ肥料に頼ることもありますが、いちごとお客様と自分たちの満足のため日々向き合っています。